システム開発
FA(ファクトリーオートメーション)、LA(ラボラトリーオートメーション)、鉄道車両、自動車整備、化学・分析機器、板金加工など様々な分野において、お客様のニーズに合わせたシステム品を提案・開発・製造しています。
作業者の負担軽減や多関節ロボットによる完全無人化、搬送ロボットシステム、大量のデータ管理などのデータベース化を含めたシステムを製作致します。
取り組み事例
搬送ライン
様々なシステムの電気設計、機械設計、ソフトウェア設計を行い、製造ライン・搬送ラインなどで作業者が行っていた重作業を削減したり、検査工程での自動検査導入による生産性向上、人手不足を補うロボットシステムの導入など、快適な運用環境を実現します。
作業者の負担を軽減
多種のワークに合わせて毎回セットアップが必要…など、作業者による作業を自動化する事により、トータルコストを削減できます。
また、重量物などを扱う際の体にかかる負担を軽減させる等、安全な作業現場も実現します。
・パネル等の自動梱包・段積み装置
・板金溶接加工時の治具の自動昇降
・廃板金の自動切断
多関節ロボットによる自動化
オペレータによる手作業の工程が複数ある場合は、多関節ロボット(搬送ロボットシステム)による自動化を行い、効率的な運用が実現できます。
例えば、薬液を扱う装置では、試料のセット、薬液の注入、適性な加熱処理・冷却処理、分析装置へ注入などの作業を自動化できるので、ヒューマンエラーの要素等を排除し、また同一の基準で作業を進める事が可能です。
安全面におけるリスク減少だけでなく、自動化による24時間稼動も可能になります。
データベースによる結果データの長期保管
分析装置などで分析した場合、分析データは長期間保管する必要があります。各分析装置が出力していた用紙を試料の情報と関連づけして保管していると、膨大なデータ用紙の保管が負担となります。
システム全体で自動化すれば、パソコンに制御アプリを作成する等により、各分析装置と通信にてデータをやりとりでき、全てのデータの電子化が可能となります。データはデータベースにて保管できるので、長期間の保管や検索が容易です。
JRの台車搬送装置の開発
車体20トン+台車20トン、計40トンの重量物をすべてバッテリー駆動で動作する搬送ロボットシステムです。
重量物の移動・搬送の際には、動かすことよりも停止させる時の制御が重要になってきます。対象物が重たい場合、移動中の慣性モーメントにより、狙った位置に止まらないのです。
このような場合には、機械制御だけでなく、電気制御とソフトウェア制御を駆使して、狙った位置に止めていきます。
コーティングマシンの復活
プリント基板やハイブリッドICの防湿処理、回路保護、絶縁処理などを行うために“コーティング処理”を施しますが、このコーティングマシンが20年以上前のものでした。
ある日バッテリーが切れ、ソフトウェアも消えてしまいましたが、電気回路と機械構成、動作工程を解析し、独自のソフトウェアを設計し現在も使用しております。
このように、従来ソフトの置き換えが不可能な時には、電気技術者とソフトウェア技術者のチームにより、装置の解析を行って新しいソフトウェアを設計してしまいます。この作業を通して、これまで以上・これまでなかったメンテナンス機能などを付加し、装置の使用感を向上させていきます。