精密機器
製造部門では、制御盤などの大型製品を扱っている部署とは別に、精密機器の組立・調整・テストを行う製造ラインを用意しています。
現在は大手分析機器メーカーからの受託製造を主に行っており、光学精密機器や分析計測機器(*)を取り扱っています。
精密機器の製造では、クリーンルーム(クラス10,000)での製造、環境評価試験室などを使用してのテスト、そして光学系部品の接着などの特殊行程教育を受けた者による製造によって、品質が管理されています。
これらをセル生産システムと連動させ、リードタイム管理された高品質な製品を製造しています。
ISO9001/ISO13485を製造品質の中心に添え、不具合も非常に少なく、お客様から高い評価を頂いております。
*分析計測機器
液体・気体・紫外光・可視光・赤外光など分野が幅広く特有の物質を分析する装置。
気体分析/液体分析機器/光分析機器
液体クロマトグラフなどの高速分析条件に対応した送液ユニットやポンプの組立て、各ユニットおよび製品全体の調整を行います。機能確認、バリデーション、エイジング分析テストを実施し再現性の基準をクリアした製品を出荷します。
光分析機器では、紫外・可視・赤外の分光光度計、原子吸光などの光分析装置(スペクトロ機器)の組立・調整をクリーンルームにて行なっています。特殊加工品であるミラーやレンズなどの組み立てや光軸調整など、扱いや特性を熟知した作業員が装置の性能を安定して引き出します。
クリーンルームで高性能
空気中における浮遊微小粒子、浮遊微生物が限定された清浄度レベルに管理されたNASA規格「クラス10,000」のクリーンルームで生産。小さなほこりの付着も許されない部品製造、性能確認を行い、安定した品質を提供しています。
各装置に合わせた治工具の製作
分析装置など精密機器のほとんどは、組立工程や調整工程において、その製品独特の(コツの様な)手法があります。
ライオンパワーでは、今までに培ったノウハウを生かし、製品の各工程に適した治工具を製作。バラツキの少ない組立、高品質で効率の良いモノづくりに取り組んでいます。
セル生産方式による安定生産
お客様のニーズに対応できるよう、セル生産方式を採用しています。
組立から調整・梱包まで個別に対応しているので、受注量増加等に左右されずに安定生産する事ができます。多品種少量生産に適しており、トータル的なリードタイムの短縮を実現しています。